21日 スダーン&東響定期「ロザムンデ」ユベール・スダーン指揮東京交響楽団第565回定期 コンサートマスター:グレヴ・ニキティン 1・シューベルト 交響曲第7番ロ短調「未完成」 ************ intermission ************* 2・シューベルト 付随音楽「キプロスの女王ロザムンデ」D・797 メゾ・ソプラノ=谷口睦美 合唱=東響コーラス 合唱指揮=三澤 洋史 2009/3/21/18:00 サントリーホール 1-18-28 シューベルト・ツィクルスの最終回、そして2008年サントリー定期の 最終回でもあった。 毎回シューベルト作品の名演奏を披露してきたスダーン&東響オケだが 今夜も古楽器的奏法で、ティンパニも硬い撥を使って強烈なアクセント。 前半に演奏された「未完成」の劇的な表現と相変わらず繊細な響きの 弦楽群と木管にホルン(竹村首席)の柔らかな音色が混在、新発見の 「未完成」交響曲だ。14型編成と思われるが(14-12-10-8-8)コントラバス を補強してのバランスはスダーンの考えか。 後半の「ロザムンデ」曲順はスダーンの希望で変則順ながら特に違和感は ない、コーラスは3曲目「亡霊」6曲目「羊飼い」10曲目「狩人」の3曲を いつもながら暗譜での合唱。 ゲストのメゾ・ソプラノ谷口睦美は8曲目の「ロマンス」のみの歌唱で何とも 贅沢だ。 終曲の11曲目は「バレエ第2番」でフィナーレのスダーンさんのかけ声(?!) とともに終了、ホールからは熱狂的な歓声と拍手が贈られた。 こちらは12型編成(12-10-8-6-4) 本日はクラ首席の十亀さんが大活躍で素晴らしい演奏でした。 ★★★★★ |